軍事と技術
概要等
軍事領域と技術分野の関係性について、両分野につきトップメニュー内に掲載。半導体
メモ:コンピュータ=計算機、メモリ=主記憶装置≒RAM、ストレージ=補助記憶装置≒HDD≒SSD≒フロッピー≒フラッシュ≒ROM機械式コンピュータ
機械式コンピュータは、古来からの歴史があり近代では、
19世紀、チャールズ・バベッジ氏の解析機関がエイダ・ラブレス女史の関与も有名で、
電子コンピュータ開発後に再評価が行われ名高い。
戦前日本ではタイガー計算機が使用されていたそうだ。
昔の輸入品信仰みたいな名称。
電子コンピュータ
初期の電子コンピュータには、電話交換機に用いられたリレー、真空管が用いられた。二極管からダイオードという名称である。えぇっ。
理論的には1930年代から1940年代にかけて、日本の中嶋章氏やアメリカのクロード・シャノン氏によってブール論理の導入が行われた。
米国の弾道研究所での砲撃射表の計算を目的としたENIACは、マンハッタン計画も視野に入れ、
1946年2月14日に完成した。
その後、電子コンピュータは半導体の導入など発展した。
現在
現在、フロッピー→HDD→SSDのようになったが、軍用航空機では、衝撃というものがあるため、
回転体は向いていないと考えることができる。
そのためテープのような過去はともかく、
現在ではフラッシュメモリを用いていると考えられる。
これにはブラックボックスの歴史を援用できる。
現在、軍用航空機では、PowerPCアーキテクチャのコンピュータが主に使用されている。
COTS、商用オフ・ザ・シェルフという取り組みがあり、
これは軍事用に部品を製造するのではなく、民生品を使用することで費用を削減するというものだが、
デメリットとして、民生品の流通量、移り変わりに左右されるというものがある。
高高度核爆発のEMP放射が知られているように耐EMP性も重要か。
現在、ドローンやミサイルに対する迎撃手段というものは、
航空機や艦船、地上車両において搭載、探求されているが、
物理的に破壊するハードキルと、妨害や電子機器の破壊によるソフトキルに大別される。
ハードキルには、銃砲やミサイル、レーザーなどを用いるが、
ソフトキルには、高出力マイクロ波などのビームや、
センサー破壊用レーザー、電子戦装置や、
金属片などの欺瞞装置を用いる。
対ドローンのためレーザーやビーム、開発が進むレールガンには電源設計が重要であろう。
敵国への流出
現在の軍事では、イギリスのラズパイはソニーによって英国内や日本でも製造され、密入したロシア軍でも使用されいる。
密輸入された日本製や、日本製を模造した偽造型の中国製の機械部品、電子部品、半導体が、
ロシア軍で使用されており、もはや世界的に経済的結びつきの強い中国はもちろん、
ロシアに軍事支援している悪の枢軸であるところの、
イランはドローンや航空機の製造で知られ、フーシ派や民兵などのシーア派イスラムなどの新イラン勢力への武器供与を行っていて、
北朝鮮は核開発や火砲や弾道ミサイルなどの開発、輸出を行っている。
その他勢力などでも使用されているだろう。
プログラム
電子コンピュータがプログラム可能になったことにより、プログラミングというものが生まれる。
COBOLの開発で知られる米海軍のグレース・ホッパー女史。
COBOLは、英語の文章に極めて近い構文を持つプログラミング言語で、
その後の構造化されているプログラミング言語とは一線を画している。
米国防省によって、前項半導体部で述べたエイダ・ラブレスにちなんで、
Adaというプログラミング言語が開発された。
Adaは、Pascal言語を元に当時先端的な仕組みを取り込んでいて、
その後のプログラミング言語に影響を与えた。
Adaのメモリ管理の特性は、抱え落ちである。
これは広く用いられている。
F-35ではC言語とその拡張版であるC++を使用している。 軍用航空機ではRTOSが用いられており、
Windriver VxworksやF-35におけるLynxOS、
Green Hills SoftwareのINTEGRITY OSがしられているようである。
電磁波領域
GPSが、軍事用に開発されたことは有名だ。日本での準天頂衛星システムみちびきの開発や、
各国での、互換システムの開発が行われている。
ロシアは近年、GPS妨害の実験を欧州各国内で行っている。
衛星電話は、ぼくらのウォーゲームで出てきたように昔からあり、
衛星電話は、そうそうに無くなった低軌道のイリジウムや、
静止衛星のインマルサット、同日本のワイドスターがあり、
現在のインターネット衛星として、OneWeb、Amazon、ASTなどもあるが、
先行しているのが、打ち上げを行う先端的企業スターリンクである。
近年では、ウクライナへの提供を行っているが、料金支払いでの対立、
現トランプ政権に代表のイーロン・マスク氏が参加しているように、
変な人であるゆえの提供中止が行われた。
ロシアも盗難したものや、密入した機器を用いて、
運用していることが問題になっている。
軍用無線のソフトウェア無線化が以前の米国や日本で行われているが、
うまく行っていないことが特に日本では現在でも機器が継続しているため問題になっている。